上野から奥羽本線経由で秋田・青森を結んだ、寝台特急「あけぼの」。

1970(昭和45)年7月に臨時列車として運行を始め、同年10月1日ダイヤ改正で
定期列車化されたとのこと。半世紀前になるのですね。
そして、ちょうど10年後の1980(昭和55)年10月のダイヤ改正で
24系客車に譲りました。同時に、定期寝台特急から20系客車は全て撤退となったのでした。

1978(昭和53)年5月、 上野高架ホーム6番・7番線に相次いで到着した
当時2往復の20系「あけぼの」<ナハネフ22>。
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1980(昭和55)年8月、鶯谷を通過し間もなく上野。この画の大きさでは不明瞭ですが
EF65 1004号機牽引(日付ネタ)。当時はヘッドマークなし。
「あけぼの」とは無関係ですが、ホームの可動矢印式?山手・京浜東北の案内が懐かしいです。
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国鉄時代からの上野発着夜行では、最後まで残った列車でもあった「あけぼの」。
30年以上続いた24系からすれば、10年間の20系時代はいま思えば短く感じますが
ナロネ21形が2両連結され、年間を通じて寝台券が取れないといわれた
”黄金期”と重なっていたかと思います。