昨秋、東武東上線の川越工場が実質閉鎖されたとのこと。
それによって、東上線専用系列なども南栗橋へ回送されて
本線で走る姿もみられるそうですね。

川越工場といえば、もう40年近く前になりますが川越市駅のホーム上から
1両の廃車体を望むことが出来ました。


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昭和初期に製造された、デハ5形系列のクハユ290形(製造時は別車番)の廃車体。
昭和40年代に、東武鉄道お得意だった?車体更新で足回りを3000系列に譲って
倉庫代用?でここに設置されたものと思います。セイジクリームになる前の塗装、近年8000系電車で
復刻されていますが、私はこの車体で初めてこの色を目にしました(^^;
お椀形のベンチレーターも見えて、当時としては原形を留めていたのではないかと
思われます。

・・・同じネガに入っていた、当時の東上線車両より。
1982(昭和57)年1月頃です。

デビュー直後の、9000系電車。急行森林公園行き。
当時は試作車1編成のみでしたから、いまで言う「9101F」。現在の池袋発着では
最古参になってしまいました。奇しくも、川越工場最終出場車となったようです。
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川越市に到着した、8000系準急。何と言っても当時の主力。
向かって左側が川越工場。
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未だこれも健在だった、7300系電車。普通池袋行き。
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後方2両は7800系電車。
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何となく長閑な感じな駅構内の雰囲気は、いまもあまり変わらないだろうか・・・
もうこの数年後には、地下鉄有楽町線と相互乗り入れが開始されていたのでした。
当時は、有楽町線7000系電車の姿すら想像も出来なかったのですが・・・。